税務お知らせPlus 4月号

パンニャン

顧問先の皆様にだけ配信する特別なページです。
短い時間でサクッと読める内容となっておりますのでぜひ目を通してください。記事を検索できますのでお困りの際には、ぜひお役立てください。
地域で愛される魅力的なパン屋さんには、必ず「お店を愛してイキイキと働くスタッフさん」の姿がありますよね。
今回は、そんなスタッフさんを大切にしたいパン屋さんの背中をドン!と押してくれる、「お給料」と「税金」にまつわる重要なお話です。

今月の目次

お給料を上げたい!でも利益が心配…そんな時の「賃上げ促進税制」

パン屋さん

パンニャン、最近は最低賃金もどんどん上がるし、他のお店に優秀な職人さんやパートさんを引き抜かれないか心配でさ。頑張ってくれているスタッフのお給料を少しでも上げてあげたいんだ。
でも、小麦粉や電気代も高くて、今年はお給料を上げたらお店の利益がほとんど残らないかもしれない。下手して赤字になっちゃったら税金は元々かからないから、国が言ってる『賃上げしたら税金安くしますよ』って制度も、うちには関係ない話だよね?

パンニャン

店長、そのお悩み、すごくよくわかりますニャ。でも、諦めるのは早いです!
実は、今の『中小企業向け賃上げ促進税制』は、パン屋さんにとってめちゃくちゃ使いやすくパワーアップしているんです!
特に今回注目してほしいのが、『繰越税額控除(くりこしぜいがくこうじょ)』という最強のルールなんです!

【パンニャン解説】赤字の年でもムダにならない!魔法の「割引券」

パンニャン

これまでの制度は、スタッフさんのお給料を増やした分だけ法人税(個人事業主の場合は所得税)が安くなる仕組みでした。でも、『赤字などでそもそも税金が出ない年』は、せっかく賃上げしても割引の権利が消滅してしまっていたんです。

ここがポイント:最大5年間もストックできる!
「しかし!新しく加わった『繰越税額控除』は、賃上げした年に使い切れなかった『税金の割引券』を、最大【5年間】も未来にとっておけるという画期的な制度です

パン屋さん

ええっ!未来にとっておけるの!?
ってことは、今年はスタッフの生活を守るために思い切って賃上げをして、結果的にお店が赤字(または利益ギリギリ)になったとしても……来年や再来年にお店が黒字に復活した時に、その『割引券』を使って税金をグッと減らせるってこと?

パンニャン

その通りです!『今年は利益が少ないから賃上げは我慢しよう…』ではなく、『未来の黒字の時のために、今年は未来への投資として賃上げしよう!』という考え方ができるんです。
スタッフさんのモチベーションも上がり、お店の定着率も高まる。まさに一石二鳥です!

【図解風まとめ】賃上げ割引券を未来にストックするイメージ

パンニャン

例えば、今年お店全体のスタッフのお給料(雇用者給与等支給額)を『前年より1.5%以上』アップさせたとします。すると、増やした金額の『15%』が税金から引かれます。(※条件を満たせば最大で45%までアップします!)

年度お店の利益と税金賃上げ「割引券」の行方
1年目(今年)利益ゼロ(税金もゼロ)税金がないので割引券は使えず「そのままストック」
2年目(来年)少し黒字(税金が発生)ストックした割引券を一部使って、今年の税金を安くする
3年目(再来年)しっかり黒字(税金が発生)残りの割引券を全部使って、さらに税金を安くする

※このストックは最大5年間有効です。ただし、割引券を使う年(黒字になった年)にも「お給料の総額を前年より減らしていないこと」などの条件があります。

まとめ:パン屋の宝は「人」。お金の面はご相談を!

パン屋さん

なるほど!これなら、目の前の厳しい利益だけに縛られず、お店を一緒に盛り上げてくれるスタッフにしっかりと還元できるね。パン屋は『人』が宝だから、すごく勇気が出る制度だよ。

パンニャン

裏面の視察レポートにあるような、地域に愛される温かいお店づくりは、スタッフさんの笑顔から始まりますからね!この制度を活用して、お店もスタッフさんもハッピーになってもらいたいです。

✅ パンニャンからのメッセージ:ご相談はお早めに!
この「賃上げ促進税制」を活用するためには、誰のお給料をいくら上げたかなど、事前のシミュレーションがとっても大切です。 「うちのパートさんや社員さんの時給・月給を少し上げたら、どれくらい税金がお得になるの?」 「繰り越すための具体的な手続きはどうすればいいの?」 と気になった店長は、お給料の改定を決定する前に、ぜひ一度私たちベイカ・ワンにご相談ください!

スタッフさんが笑顔で働けるお店づくりを、お金と税金の面からしっかりサポートします!
次回の『税務お知らせPlus』もお楽しみに!

この記事を書いた人

パンニャンこと税理士法人ベイカ・ワンのスタッフです。
少しでもご不安なことがあればお気軽にLINEの経営相談窓口よりご相談ください。

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