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今回は、ニュースでも話題の「年収の壁」に関する2026年の最新情報と、最近パン屋さんでも増えている「外国人スタッフ」の雇用に役立つ助成金情報をお届けします!
「年収の壁」が178万円に引き上げへ!これってどういうこと?



最近ニュースで『103万円の壁』とかよく聞くけど、今度は『178万円』って数字が出てきたよ。これ、一体どういうこと?



店長、鋭いです! これは2026年の税制改正大綱で示された、新しい『所得税がかかり始めるライン(課税最低限)』の話なんです。



簡単に言うと、『物価が上がっているんだから、税金がかからない範囲も広げよう』という改正です。
- 現状(現在)今は、年収160万を超えると所得税がかかり始めます(基礎控除+給与所得控除などの合計)
- 2026年(予定)これを178万円まで引き上げる予定です。つまり、178万円までは所得税がかからなくなるんです。



へぇ、18万円も枠が広がるんだね!
でも、どうしてそんな中途半端な数字なの?



それは『物価(CPI)』に連動させているからなんです。 直近2年間で物価が約6%上がったので、それに合わせて控除額も底上げした結果なんです。
・基礎控除(みんな対象): 48万円 → 52万円(+4万円)
・給与所得控除(会社員など): 55万円 → 59万円(+4万円)
・さらに特例上乗せ: 課税最低限に関しては、さらに計10万円(5万円×2)の上乗せがあります。
所得税の課税最低限が変わる





なるほど、物価高対策なんだね。でもこれ、パートさんだけの話?



いえいえ!ここがポイントです。 年収200万円くらいの方への恩恵が一番手厚いですが、今回の改正は年収665万円以下の中所得層にも基礎控除の上乗せが広がる予定なんです。 つまり、店長や社員さんにとっても、手取りが増える可能性がある嬉しいニュースなんです。



おぉ、それは楽しみだね!2026年が待ち遠しいよ。
外国人スタッフを雇うなら!「人材確保等支援助成金」を活用しよう



そういえば、うちも最近、製造補助で外国人留学生の子を採用したんだよ。すごく真面目で助かってるんだけど、言葉の壁とかで困ることもあって…。



店長、それならピッタリの助成金があります! 『人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)』をご存じですか?



これは、外国人スタッフさんが長く定着してくれるように、職場環境を整えた事業主さんに支給される助成金です。 外国人雇用特有の事情に配慮した取り組みを行うと、費用の一部が助成されます。
どんなことをすればいいの?
以下の取り組みなどが対象になります。
必須: 外国人スタッフ専用の「雇用労務責任者」を選んで面談したり、就業規則を翻訳して多言語化すること。
選択(どれか1つ以上):
- 苦情・相談窓口を作る
- 一時帰国のための休暇制度を作る
- 社内マニュアルや標識(「小麦粉はこちら」など)を多言語化する



マニュアルの翻訳とか、まさにやりたかったんだよ!
でも翻訳代もかかるしなぁ…。



そこで助成金の出番です! 通訳費、翻訳機器の導入費、翻訳料、社労士さんへの委託料などが経費の対象になります。
もらえる金額は?
1つの取り組みを導入するごとに20万円、最大で80万円まで支給されます。



それは大きいね!条件はあるの?



はい、大切な条件があります。 計画期間が終わったあと、外国人スタッフさんの離職率が15%以下(スタッフが2〜10人の場合は離職者が1人以下)になっている必要があります。 せっかく環境を整えても、すぐ辞めてしまっては意味がないですからね。



なるほど、長く働いてもらうための助成金ってことだね。うちもマニュアルを英語やベトナム語にして、もっと働きやすくしてみるよ!



その意気です! 計画の作成などが必要になりますので、興味がある方はベイカ・ワンにお声がけください!












